山鹿市のお茶 「岳間茶」の歴史は古く江戸時代初期にさかのぼります。
肥後熊本藩の初代お殿様 細川忠利公が山鹿への領地視察に訪れた際「星原の番所」で飲んだお茶が気に入り献上を命じたのが始まりでした。
山鹿の斜面に広がるお茶畑は渓谷から生まれる朝霧に包まれてしっとりと潤いながら日差しに抱かれるように育ちます。
茶葉は生き物…手をかければかけた分だけ、それに応えるように軸が太く葉肉に厚みがある柔らかい茶葉へと育っていくのです。
【美味しい深蒸し茶】
深蒸し茶は、製造過程において普通玉緑茶とは製法がやや異なり、茶葉を蒸す操作を充分に行います。蒸す事によって茶の成分が浸出しやすく工夫され、茶本来の味を中心とした考え方によって作られたものです。深く蒸すことで味が濃く、まろやかな咽ごしの良いお茶が出来上がりました。
【深蒸し茶の特徴】
深蒸し茶は、蒸す事によって美味しさを引き出す製法のため
壱 渋みがうすく甘味が多い
弐 コクがあり咽ごしが良い
参 飲んだあと口の中が爽やか
四 煎が良くきく
五 水色が美しい
等々多くの利点を持ちますが、茶葉の芯まで深く蒸気を通すため茶葉の形状がこわれ、一見粉が多く下級品のように見えますが、実はこの粉状の中より甘味ある香りの良いエッセンスが引き出されるのです。
【岳間茶の美味しい入れ方】
沸騰したポットのお湯を、一度湯呑に入れてお湯の温度を下げ、茶葉を入れた急須に入れます。お湯を入れ20~30秒おき、お茶の旨味が凝縮された最後の一滴まで注いでください。
美味しいお茶を入れるコツは
① カルキの入っていない美味しい水
② 注ぐお湯の温度は70~80℃
③ 茶葉の量
ですが、それぞれの茶葉の特徴を引き出す入れ方があります。飲む人によって感じ方も違いますから自分が美味しいと感じた時の感触を頼りにお茶を楽しんでください。
【岳間茶の保存方法】
当店で販売しているお茶は、すべて「真空窒素充填加工」されているため、未開封の状態で約1年間の保存が出来ます。 お茶は「湿気・熱・光・臭気」を遠ざける保存方法で保管してください。
出来れば未開封のものは冷蔵庫か冷凍庫での保管をお勧めします。
※冷蔵・冷凍庫保存の場合は常温に戻してから開封してください。冷たいまま開封すると湿気を呼び込み、早く痛む原因となります。お茶は生ものです。上手に保存して上手に飲みましょう。